■講師プロフィール 2023年度版
<入門コース 担当講師>
photo by Ai Hirano
セレノグラフィカ http://selenographica.net/
photo by Ai Hirano
ダンサー/セレノグラフィカ所属。近畿大学文芸学部芸術学科演劇芸能専攻在学中にダンスと出会い、モダンダンスを故神澤和夫氏に学ぶ。「かかとのない男」と恩師に称され、一貫して新しいダンステクニックと身体の在り方を追求し、現在に至る。1997年隅地茉歩とセレノグラフィカを結成、以後ダンサーとしてほぼ全作品に出演。スタイルの確立と解体を続行し、隅地とともに独自のデュエットを数多く発表。動きの緩急や質感の落差を追求した身体テクニックとダンススタイルで、多くの観客の共感を呼んでいる。
近年はセレノグラフィカとして、公演・ワークショップ・アウトリーチ・セミナーなど、対象や方法に限定せず、あらゆる要請に応えることを旨として全国を駆け巡る。平成8年度大阪府芸術劇場奨励新人(平成10年まで)。(一財)地域創造公共ホール現代ダンス活性化支援事業登録アーティスト。
Photo:Chihiro Okamoto
新人Hソケリッサ!主宰、ダンサー・振付家。任意団体アオキカク代表。生きることに直面する身体から生まれる表現を求め、2005年より路上生活経験者と共にダンスグループ「新人Hソケリッサ!」を開始。近年では、横浜東京全8カ所に渡る、2021-2022「路上の身体祭典 H!」横浜東京路上ダンスツアーを開催するなど、主に屋外環境にて芸術に触れる機会のない方へ向けたパフォーマンス提供を行なう。2024年インドのゴアにて開催「Serendipity Arts Festival」参加、及び、デリーにて低カースト生活者に向けソロダンス提供、2025年台湾台北市にて開催「脆弱藝術節」に参加など、海外に向けた活動も増え視野の拡大へと繋がっている。活動を追ったドキュメンタリー映画「ダンシングホームレス」 2020年より全国公開。2004NEXTREAM21最優秀賞受賞 。コニカミノルタソーシャルデザインアワード2016グランプリ受賞。神奈川県立神奈川総合高等学校、舞台芸術科・身体表現非常勤講師

ワレワレワークス代表・ダンスアーティスト・ダンスムーヴメントセラピスト。
出産を機に拠点を福岡へ移し、臨月で踊る「臨月ダンス」や、乳児を抱えて踊る「ママダンス」を実践しながら、3人の子どもと共に踊り続ける。多世代・多様な背景をもつ約100名が参加する、アジアのストリートチルドレン支援チャリティーダンス公演を13年間継続して実施した。
2006年、障がいのある人(児)やその保護者とプロダンサーが共に創作・出演するダンスグループ「ワレワレワークス」を結成。以降、誰もが表現者として舞台に立つことを大切にした公演活動を現在も続けている。
長男が精神疾患を発症したことをきっかけに、医療分野における芸術活動に本格的に取り組む。幻聴をテーマにしたダンス作品を、長男自身もパフォーマーの一人として参加する形でイタリアにて発表するなど、「生きること」を問い直すパフォーマンスや、観客とのディスカッションを伴う公演を国内外で行ってきた。現在は医療機関と連携し、難病の子どもやパーキンソン病の人々を対象としたダンス活動を、劇場や公共施設などで展開している。
2014年、ウェールズで Dance for PD®(パーキンソン病の人のためのダンス) に出会い、ニューヨークでの研修を受講。2016年より福岡パーキンソン病友の会を対象にワークショップを開始し、「PDダンス」として活動を広げる。2023年、Dance for PD®日本初の認定講師となる。
そのほか、胎児性水俣病やハンチントン病の人々、子ども食堂、不登校の子ども、少年院のティーンズ、DV被害者など、社会の周縁に置かれがちな人々と共に踊り、またイギリス、韓国、マレーシアなどでの国際交流事業にも取り組んできた。ダンスを「教える」ものではなく、「共に生き直すための場」として捉え、国や制度、立場を越えて、身体が出会うための空間をつくり続けている。 https://www.manizia.com/

ダンサー・振付家。通称、しげやん。6歳よりバレエを始め、1992年英国ラバンセンターにて振付を学ぶ。「生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス」をモットーに国内外でのソロダンス作品上演を主軸に、日本各地で市民参加による大型コミュニティダンス作品を発表。小・中・高校・特別支援学校、福祉施設、ショッピングセンター、ご家庭の居間、電車、居酒屋など様々な場所を舞台に、劇団やダンスカンパニーへの振付、音楽家や美術家との共同製作、CM振付や映像作品など数多く取り組んでいる。2004年より障がいのある人とない人が共に踊り舞台をつくる「湖南ダンスカンパニー」ディレクターを務める。平成15年度大阪舞台芸術新人賞、平成22年度滋賀県文化奨励賞を受賞。一般財団法人地域創造ダンス活性化支援事業登録アーティスト。

桜美林大学芸術文化学群教授(舞踊研究・評論)
幼少よりバレエを習い始め、様々なジャンルのダンスを経験する。早稲田大学第一文学部卒業後、社会人を経て、早稲田大学大学院文学研究科修士課程、後期博士課程に進み舞踊史、舞踊理論を研究する。博士(文学)。現在、桜美林大学芸術文化学群演劇・ダンス専修准教授。バレエ、コンテンポラリーダンス、舞踏、コミュニティダンス、アートマネジメントなど理論と実践、芸術文化と社会を結ぶ研究、評論、教育に携わっている。桜美林大学では2017年度より「コミュニティダンス論」「コミュニティダンス演習」を開講し、学生たちがコミュニティダンスの意義や背景を学び、実習を通してファシリテーション・スキルを習得するための教育を行っている。
・佐東範一(さとう のりかず)

NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表。1960年北海道生まれ。80年舞踏グループ「白虎社」の創立に参加。以後94年の解散までの国内公演、海外ツアーにて舞踏手兼制作者として活動。96年米・ニューヨークにて1年間のアートマネージメント研修。98年から3年間の準備期間を経て2001年京都にてJCDN設立。ダンスワークショップ・公演のコーディネート、フェスティバルのオーガナイズなど、日本全国にて社会とダンスをつなぐ様々な活動を行っている。2014年より、当スクールの校長を務める。
・新井英夫(あらい ひでお)

体奏家・ダンスアーティスト。1966年生まれ。自然にならい力を抜く身体メソッド「野口体操」を創始者より学び深い影響を受ける。20代は大道芸や野外劇などヒトびとの交わりをマチに創出する劇団「電気曲馬団」を主宰、のち30代から独学でダンスへ。国内外の舞台活動と共に、「ほぐす・つながる・つくる」身体表現ワークショップを教育・福祉・社会包摂等に関わる現場で展開中。NPO法人ARDA(東京都)で「高齢者施設アートデリバリー(2005〜)」「幼保園児こどもふれあいアート(2007〜)」、可児市文化創造センターala(可児市)で「まち元気プロジェクト-乳幼児親子・高齢者・不登校児童生徒対象WS- (2012〜)」、福祉作業所カプカプひかりが丘(横浜市)で「体奏ダンスワークショップ(2012〜)」等を継続担当中。2022年夏に進行性神経難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の確定診断を受ける。病を得て重度身体障害当事者としての新たな視座から「にもかかわらずオモシロク生きる」をテーマに活動や発信を継続中。
<企画運営スタッフ>
事務局長:神前沙織(こうさきさおり)
NPO法人JCDN ディレクター/チーフ・コーディネーター。2005年よりJCDNにて「踊りに行くぜ!!」等の事業を担当。2009年より「コミュニティダンス」の全国的な普及に携わり、多数の市民参加公演をコーディネート。2012年より、沖縄・大阪・滋賀など各地の義務教育機関へのダンスアーティスト派遣コーディネートのほか、「こちかぜキッズダンス」「コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクール」「創造的なダンスを用いた、児童青少年の自己肯定感向上プロジェクト」「コミュニティダンスon WEB」などのプロジェクトを企画・運営。高齢者、児童福祉施設などと連携しダンスプログラムのコーディネートを行う。2019年以降は、コンテンポラリーダンスの振付家育成を目的とした「ダンスでいこう!!」「Enjoy Dance Festival」「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD」「Choreographers」の企画運営にも携わり、京都を拠点にダンスと社会をつなぐ様々なプログラムを行っている。2018年より一般財団法人地域創造ダンス活性化事業コーディネーター。
事務局:吉福敦子(よしふくあつこ)
photo:bozzo
ダンサー、振付家、ワークショップデザイナー
2014年、15年、17年コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクールを受講。関東圏の受講生によるワークショプ専門家集団「Big Family Tokyo(BFT)」代表
モダンダンス、クラシックバレエ、ボディワークを学ぶ。黒沢美香&ダンサーズのメンバーとして活動した後、1989年川口隆夫とATA DANCEを結成。共同で作品製作を行う。96年よりソロ活動開始。2011年より作品毎にユニットを組むUnit Dance Bookshelf名義でグループ作品創りを開始する。動きの必然にこだわりつつ、観客の創造力に働きかける「書物を読むように行間を読み解くダンス」が信条。世田谷の住宅街の中にある小さなアトリエStudioGOOを拠点にコツコツとダンスと向き合っている。
昨今は、95歳の親を介護しつつ、アクティブシニア、デイサービス、有料介護施設などで高齢者向けダンスワークショップに力を入れている。
一般財団法人生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム6期修了、対話型鑑賞ファシリテーター養成講座3期修了
IID KID WORKSHOP in Summer2013 公募企画優秀賞
http://www.studiogoo.net/
■2023年度 ゲストスピーカー プロフィール
・北山真樹(きたやま まき)

1993年に作業療法士となり病院勤務を経て、念願だった青年海外協力隊にてヨルダンへ。アラブの文化を満喫し、リハビリ施設の子供達や村の人達の優しさに感動して帰国。帰国後は国際協力を仕事にしたいと、オーストラリアに留学して作業療法を学び直す。その後、ニュージーランドやデンマークでも福祉について学ぶ機会を得て、文化や言葉が異なる場所でも、赤ちゃんからお年寄りまでどんな人にも関わことができる作業療法の普遍性を強く感じた。人は作業をする存在で、作業がその人の生活、役割、人生を形作っている。社会的状況や障害や疾病などにより「生きる意味」を見出す作業ができなくなった人達に、作業療法士は関わる。その人が自分らしく人生の舞台で光り輝けるように、黒子になってお手伝いをすることが作業療法士の役割だと感じている。現在は、あすか山訪問看護ステーションに勤務し訪問の作業療法士として働きながら、疾病や障害を持ち在宅で暮らす方々の社会参加を応援する活動にも取り組んでいる。
・密山要用(みつやま としちか)

医師・コミュニティドクター
総合在宅医療クリニックみの院長・家庭医療専門医 兵庫県西宮市出身。2009年に山口大学を卒業、東京都内の病院で医師として研修を積む。 年齢や臓器で分けずに包括的に人を診るための家庭医療学を学び、家庭医療専門医・指導医を取得後、東京を中心に多拠点で外来・訪問診療の医師として従事。2023年から現職。並行して、ワークショップデザインを学び、医療者教育で大学院博士課程を修了。ライフワークとして、ケアのコミュニティと医療者の役割をテーマに探求と実践を続けており、まちなかで屋台をひいてフリーコーヒーと健康相談を行うモバイル屋台カフェ活動を自ら行ったり、全国に広がるまちの飛び出す医療者の調査と学びのサポートに取り組んでいる。
・濱田裕子(はまだ ゆうこ)
■2021年度 ゲストスピーカー プロフィール
<オンライン・セミナー>「英国から、コミュニティダンスの今」
10月30日(土)19:00-21:00
・ダイアナ・アマンズ/Diane Amans (英国)

英国のコミュニティダンスを牽引してきた一人であり、これまでFoundation for Community Danceのサマースクールにおいてコミュニティダンスの実践者(ファシリテーター)の為の入門コースを共同開発している。自身のカンパニーFreedom in Danceの設立後は、高齢者とのダンスを行う実践者の為の認定コースを開設。ダンスアーティストとしての活動は教育現場での活動や、ケアスタッフのトレーニング、医療現場やコミュニティにおけるダンスプロジェクトのマネジメントと多岐にわたり、近年はフリーランスの振付家、トレーナー、コンサルタントとして活動している。世代間を越えたプロジェクトに関心をもち、若者と加齢の典型をテーマにしたダンス作品を制作。参加型アートワークを行う人々の為の新しいトレーニングプログラムも展開している。また、アーティストとしては個々の違いや共通点に着目し、探求している。著書にPalgrave Macmillan発行の「Age and Dancing」がある。
・セシリア・マクファーレン/Cecilia Macfarlane (英国)
(パフォーマー・演出家・振付家・アートセラピスト・ダンス教育者)

Oxford Youth Danceの設立をはじめ、30年以上にわたり、子どもから高齢者まで幅広い年代の人たちと一緒にダンスを創り、英国のコミュニティダンスを牽引してきた一人である。“ダンスはみんなのためにある”という情熱的な信念に基づき、ダンサーの独自性や個性を引き出してきた。芸術のシニアレクチャー組合員としてコベントリー大学で9年間活動、客員教員を務める。1990年オックスフォードに成人向きのコミュニティダンスグループ・ダッグアウトを設立し、コベントリーにも拡大させている。ロンドンの治療・教育分野において創作アートセラピストとして芸術の研究所で訓練を行い、プロのダンスアーティストの教育者として世界中で活動。 日本では、2009年以降、大分・福岡・京都・静岡等でのコミュニティダンス普及活動に貢献しており、2013年には文化庁AIR事業「習いに行くぜ!東北へ!!」の招聘アーティストとして1ヶ月間東北地方に滞在した。
<公開勉強会>「障害福祉の場におけるコミュニティダンスの展開〜今とこれから〜」
10月31日(日)16:00~18:30
・大澤寅雄(おおさわとらお)
((株)ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室・NPO法人アートNPOリンク / R3「障害者芸術文化活動支援普及事業」全国連携事務局)

株式会社ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室主任研究員、NPO法人アートNPOリンク理事長、日本文化政策学会理事、九州大学社会包摂デザイン・イニシアチブのアドバイザー。1970年、滋賀県生まれ。1994年、慶應義塾大学卒業後、劇場コンサルタントとして公共ホール・劇場の管理運営計画や開館準備業務に携わる。2003年、文化庁新進芸術家海外留学制度により、アメリカ・シアトル近郊で劇場運営の研修を行う。帰国後、NPO法人STスポット横浜の理事および事務局長、玉川大学および跡見学園女子大学の非常勤講師(文化政策論、アートマネジメント等)、東京大学文化資源学公開講座「市民社会再生」運営委員を経て現職。2010年からパートナーであるダンサー・振付家の手塚夏子とともに、日本やアジア各地の民俗芸能をリサーチする「Asia Interactive Research」を展開。2013年、神奈川県相模原市から福岡県糸島市に移住し、地域文化を生態系として観察する「文化生態観察」を実践中。共著=『これからのアートマネジメント“ソーシャル・シェア”への道』、『文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと』『文化政策の現在3 文化政策の展望』『ソーシャルアートラボ 地域と社会をひらく』。
・大塚千枝(おおつかちえ)
(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室 障害者文化芸術計画推進官)

大学・大学院では文化人類学を専攻。米国の大学等での勤務を経て、2007年より国内の劇場やアートNPOで、舞台芸術に関わる制作業務を行い、行政、企業、教育機関などさまざまな分野と関わりながら、地域の文化芸術活動の実践に取り組んできた。2016年から障害のある人たちの芸術活動に関わる調査や企画に携わり、2017年6月より厚生労働省にて障害者芸術文化活動支援専門官を務め、2021年4月より現職。
・鈴木励滋(すずきれいじ)
(生活介護事業所カプカプ所長・演劇ライター)

1973年3月群馬県高崎市生まれ。97年から現職を務め、演劇に関しては『埼玉アーツシアター通信』『げきぴあ』劇団ハイバイのツアーパンフレットなどに書いている。『生きるための試行 エイブル・アートの実験』(フィルムアート社、2010年)にも寄稿。師匠の栗原彬(政治社会学)との対談が『ソーシャルアート 障害のある人とアートで社会を変える』(学芸出版社、2016年)に掲載された。
生活介護事業所カプカプ https://www.facebook.com/kapuhikari
・野中香織(のなかかおり) ※事例報告
(一般社団法人パラカダンス/九州障害者アートサポートセンター・FACT(福岡県障がい者文化芸術活動支援センター)/ダンサー・コミュニティダンスファシリテーター・フリーランス制作者)

10年間ショーダンサーとして活動後、演劇の舞台やバックダンサー、各地芸術祭など多方面に活動の場を広げる。2018年9月、一般社団法人「パラカダンス」を設立。あらゆる現場で目の当たりにする、垣根を超えた生き様のダンスに魅了され、医療、福祉、教育現場でのダンスの可能性を追究中。その場、その時、その身体に耳を傾ける即興家。
<応用コース ゲスト> ※10月30日(土)Class Session②担当予定
photo by Junpei Iwamoto

